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次に日野が面白くなる時へ
 
「日野祭」 

「850年の歴史そのままに」
厳粛さと華やかさ!豪華絢爛・時代絵巻!」

私たち日野人が1年で最も楽しみにしているのは、日野祭!
私が最も誇りに思うのは、日野祭!
ふだんは静かな日野ですが、この時ばかりは、おおにぎわい!
芝田楽、お神輿、曳山,お渡りの行列・・・絢爛豪華なお祭りです。
しかし昔ながらの伝統もきっちり守っている厳粛なお祭りです。  

これを守っていくのは大変なお金も労力もいりますが、850年の歴史を、
今の時代に途絶えさせるわけにはいけませんので、皆で頑張っています。
子供のときから「大好き」がしみ込んでいる祭りですから、これを守り続けます。

観光化されていない神事としてのお祭りですが、是非日野祭にお越しの上
お楽しみください。                            



















日野町への行き方



祭りが近づく3月には、もう
お祭りの準備が始まります。
このころから祭りに心を奪われます。
3月中ごろには、各町内で、
祭りについての会議をします。
そして、各町内では
●子供達も加わってお囃子の練習
●曳山に載せるダシ飾りの製作
各家庭では、
友だちや親せきの招待
ふるまう料理の注文
与えられたお祭りの役の為の
衣装の準備さらに
お客様を迎える為の家の掃除
さじき窓が設えた通りに面した家では
●桟敷席の準備もします。

前日は、宵山!
●提灯あかりで光輝く曳山
天にも響くお囃子
町内衆が興奮気味に祭りを楽しみます。
主婦は、明日のもてなしの為
●料理や食器などの準備に
夜遅くまで追われます。

5月3日 早朝から祭りは始まります。
●「芝田楽」と呼んでいます行列で
日野祭は始まります。
そして続いて神輿や曳山の出番です。
●男たちは決められた役割を
果たすため身支度を整えて出かけます。
女たちは、
客人をもてなすため特別な料理
●「鯛素麺」を準備します。
そして招待したお客さんを出迎えます。

客人は、大皿に盛られた
●「鯛素麺」など、いっぱい並べられた
とっておきの料理を
座敷でいただきながら
●さじき窓越しに
曳山の巡行やお神輿を見ます。

普段寂しい街も、
今日だけは驚くほど賑わいます。
●神社では曳山、神輿、芝田楽、
祭囃子が神社の杜に響きわたり
夢の中にいるような華やかさです。

●夕刻には提灯をともした曳山が
やや寂しそうなお囃子とともに
町内に帰っていきます。

役割を終わった男たちも家路について
●着物を脱いで夜の宴会に
加わり、ほっとます。

ああ。今年も楽しかったァ

祭の終了です。
明日からは夢も冷めて日常に戻ります。

でも、後片付けが当分続きます




お囃子の練習









賑わう宵山

5月2日の夜は宵山
町内の皆が楽しみます



 宵山は、ちょうちんの明かりで、山が輝く。      




宵山は、お囃子の競演 



この祭りの主役は
芝田楽と呼んでいます神調社
の3人の神子です










この祭りを取り仕切るのは、
選ばれし3人の神子(かみこ)です



我が家で休憩をされます。



今日の祭もいよいよ終盤
お稚児さんのご一行が
綿向神社からお帰りです。




祭の翌日、3人の神子さんは、
我が家にお礼の挨拶に来られます。
紋付きの羽織着物姿で可愛いです。



「ダシ」


新町の曳山のダシの変遷

ダシとは、山の上に飾るダシモノ
飾り物・神の降りてくる依代です。

毎年、新たなものを製作します。
各町内が競って、作ります。




孫悟空 釈迦の手のひらから飛び出せず




孫悟空 金角と戦う




孫悟空危うし ひょうたんに飲み込まれる




孫悟空 芭蕉扇で飛ばされる




氏郷 千 利休を匿う




蒲生氏郷 初陣で手柄を立てる




蒲生氏郷郷
伊達政宗を奥州に閉じ込める




置目老媼の顕宗天皇に迎えられる。




竜王山の伝説




高田敬輔、信楽院の天井画を描く 2017年のダシ



熊野の弓伝説


ダシ作りの手順

ダシ飾りの歴史

 ダシ飾りは神の依代です。神様が降臨される
 ものです。ですから、巫女人形、若松 御幣な
 どが主に飾られていたと思われます。曳山には
 欠かせないものです。依代ですから、ダシ飾り
 を載せる目的で、山があると考えた方が良いで
 しょう。

 昔からダシ(飾り)の題材は、歌舞伎、能、
 その時代の人気の芝居から「熊坂長範」「忠臣
 蔵」「二ノ宮尊徳」「宮本武蔵」などが飾られ
 ていました。依代か
ら、余興・飾り・見世物へ
 と変わっていきました。いまや何でもありです。
 神話、武勇伝、大河ドラマ 人気アニメ 民
 話 童話から好きなものを作るようになりまし
 た。

 現代の約束事

 題材は、なんでもありですが、品格とか華麗
 さを大切にしたいものです。
いくつかの約束事
 があります。

 立体体であること。部分的には平面も可ですが、
 華やかで動きがあること。
 題の説明書きを備えること

 御幣と若松を立てること(神様が降臨されるも
 のとしての証)。
 毎年新しいものを作ること。
 各町内で調整して極力同じテーマの作品はは避
 けることです。



    注意事項

  組み立て作業に危険がないように、ダシが落
 下しないように
大きすぎない、重すぎない、で
 きるだけ軽く風に留意しましょう。


  曳山に傷をつけないような方法でダシを固定
 すること
布紐、専用の固定用の木枠で。 
 町内の皆さんと協力して作ること。
 他の町から借りない。

  多くの町内衆が参加して、楽しむから伝統は
 守れると思っています。

     ダシの製作手順

  1、題材を決める。

 何にするかは、得意なものは何か?過去に何
 をしてきたか?
保存している材料にどんなもの
 があるか?骨格・衣装・頭・鎧・刀・動物
・・・
 検討して決める方法もあります。
何をするかを
 決めるのは、日野町の民話・伝説・歴史上の人
 物・武勇伝
・おとぎ話・大河ドラマなどの中か
 ら、「やりたいもの」「できそうなもの」とい
 う判断で決定します。  

  2、制作の基本と完成予想図を書く

 作るのは以下のものです。・看板(題名表示)
 ・人物や動物2体以上・若松・御幣(依代です
 から)・背景図(必要なら)・小物・説明書き
 パネル


 完成予想図を描くことは、作業を円滑に進めま
 す。

衣装やその色、部品も詳細に描いてみる。購
入する材料、手作りするもの、制作の手順等
が予想できます。一目でわかるので町内の協
力が得やすくなります。そして、町内に製作
協力の案内文書(作業内容と日程)を配るか
ここに連絡をします。


3.制作にかかる

 @手間のかかるものから、得意な人で早く
  から。
人物の頭(顔) 動物の頭・体
 A人物の胴体・手・足は、毎年使いまわし。
   題材合うように手足の
角度を変える。 
 B付属の部品等も、数人で作成する。
 C色塗り、組み合わせ等数人でする。
  アクリルの絵具・水性ペンキ(水性の絵
  の具はダメ)

 D衣装の縫製とそれぞれの衣装を着つける。
  女性数人で、衣装を作る。既製品や過去
  のものを活用する。
できない場合は、生
  地を買ってきて縫製する。片腕は縫わず
  に、着せてから縫う。

 E説明書き 看板 人物名 を書く

4、曳山の掃除の日に飾ってみる

 取付の方法、手順の確認 必要な工具や角材
 や紐がわかる
。一番見栄えの良い角度や高さが
 決められる
。高所で組むには危険性があるので
 危険な作業をしなくてよいように修正する。

  各部分の作り方 

     人 形  
 人形胴体 
  芯は垂木 細い木と細く割った竹 見える
  ところはボール紙で覆う
 

 頭    
  従来から使っているも
の(10個程度あり)
  
そのまま使うことも あり、人物により紙
  粘土と和紙で表情を変えることもあり、又
  色を塗ったりもする。

 髪の毛
  毛糸で毛を、その台はボール紙でかつらを
  作る

 手・足  
  桐の木で作った昔から保管しているものを
  使う
新たに作ることもある

     動 物

  頭 ・発泡スチロールの塊をカッターナイ
     フで切りおおむね形を整え
・両面テ
     ープでくっつける。
    ・竹串でつなぐ・竹の輪・竹の割った
     もの
で強度を作る
    ・針金を入れて合わせたボール紙で耳
     やひげ突出
した部分を作る・新聞紙
     古いコピー用紙和紙る

  胴体・竹の輪・竹の割ったもので作る・ボ
     ール紙
    ・新聞紙・古いコピー
用紙などで形を
     整える


  その他手足しっぽ部品

       発泡スチロールや竹ひごで形を作る。
    ボール紙・新聞紙・古いコピー
紙を
    貼って」仕上げる。

 
町内皆さんで「良いダシを作って日野祭
 りを盛り上げよう」




日野が面白くなる日へ





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日野祭の頁を見ていただき

ありがとうございました。

ぜひ5月3日は日野にお越ください。


日野町への行き方
  
    

 我が新町の曳山と2019年のダシ(飾り物)

 関ヶ原の戦いで、日野鉄砲300挺を徳川軍に献上する。



    新町の曳山は 「八景閣」と呼んでいます。



  お祭りの終盤、神社から曳山が、町内に帰ってきました。

    宵山



お祭り大好きな子供たちは、お祭りが近づくと、お囃子の練習をします。
小学生たちは、鉦、・小太鼓・笛・・めきめきと上達していきます。
















  馬見岡綿向神社春の大祭
  日野祭り    5月2日宵山、3日巡行


滋賀県(近江)日野には、850年の歴史のある大変立派なお祭りがあります。馬見岡綿向神社の初の大祭「日野祭」です。綿向神社は、欽明天皇6年(545年)に綿向山の頂上に祠を建てたことかが始まりとされますから、たいへん歴史のある神社です。    
日野祭の特徴は、「芝田楽」と呼ばれる3人の神子を守る裃を着た侍姿の行列や、大きな3基の神輿、そしてなんと言っても、この祭りを華やかにしているのは、16基もある曳山の巡行です。軽やかなお囃子とともに、黒と赤の漆と金箔、輝く金具、精巧な木彫りの彫刻、そしてきらびやかな織物に飾られた美しい山車が、軽快なお囃子を奏でながら、何基も連なって通っていくのを見るのは、心がうきうきします。訪れた人は、こんな田舎なのに、どうしてこのような豪華なお祭りがあるのか驚かれることと思います。                    
その昔、日野は、蒲生家の城下町として、近江日野商人の発祥の町として、繁栄を誇った時代がありました。そこでは、商業の基となる商品が生産されていました。特に漆器は、江戸時代、全国でも有数の産地として知られていました。薬も生産されて、近江日野商人の重要な商い品でありました。日野鉄砲も、江戸の後期まで作られていました。
日野商人は質素倹約に徹していましたが、商いで得た富は、本家の増築や、お祭りの神輿や曳山、神社やお寺への寄進に使われました。そのため、今でも、日野町の町並や祭礼行事に、昔の繁栄の証を見ることができるのです。                     
まるで、昭和初期にでも戻ったかのような、穏やかな陽が振りそそぐ日野の町です。お祭りを見るためだけのために作られた独特の見物窓「桟敷窓」がある商家、豪華絢爛の驚きの日野祭り、是非日野にお越しください。5月2日が、宵山、3日が本祭りです。   


祭りは、早朝から夜までびっしりです。





5月2日の夜は,曳山が輝く!町中にお囃子が響き渡リます。




             宵山の動画です。
  




朝一番にお宮さんに入ってくるのは、一番大きくて立派な西大路の曳山です。「神楽」というこの町内にしか伝えられていない独特のみやびなお囃子で、宮入です。



西大路の曳山の宮入の動画です。





二番目は本町です。威勢のいい若集で、祭りを盛り上げている町内です。



三番目は、わが新町の曳山です。唐破風のある美しい曳山です。近江八景の彫り物が取り付けられていることから、「八景閣」と呼んでいます。


よいしょ!よいしょ!お囃子と共に街を巡行する曳山。子供達の最高の楽しみは、曳山の上に乗ることだ。
神社に曳山が向かいます

古式に従った神聖な儀式です。「渡行盃の儀」といいます。この儀式が終わりますと、いよいよ、お神輿などのお渡りが始まります。



神輿の担ぎ手の衣装も独特です。上着は、青や紺の厚手の半纏(はんてん)で
すが、その下は、すその短い女物の襦袢を重ね着して、水色の帯をしています。
何百年変わらない伝統のスタイルです。この派手さ、アンバランスがなんともい
えない祭り気分をそそります。

太鼓橋を神輿が渡ります

神社からお神輿が出発
お神輿が行きます


気合だ!街を行く神輿
お神輿の警護役は、バンバラ竹で地面を打ち鳴らし、威勢をあおります。
日野独特の掛け声、「どんとやれ、やれやれ、どんとやれ、やれやれ」・・・
紋付の着物に裃、すこしすそを上げ、一文字傘に白足袋、わらじ姿、そして
バンバラ竹。この格好も、何百年も変わらない、伝統のいでたちです。



神輿が町をわたります。




これらの曳山の多くは、230年から170年ぐらい前に建造されています。近江日野商人が隆盛を誇った時代です。総漆塗り、金箔、装飾織物、彫金、木彫の彫刻、贅を尽くした動くお社です。今の時代にもう再建などとても出来ない精巧で大きな美術工芸品です。
これらが16基もあります。各町内の宝物です。


曳山は、各町内ごとに大きさや形、装飾等に特徴があります。曳山の中の舞台で演奏されるお囃子は、近畿にはない、テンポの良い、軽快なお囃子で、聞いているだけで、ウキウキさせられて楽しくなります。


曳山には、見事な彫り物があります。


子供が遊んでいます。

 

曳山の巡行の見どころは、方向転換「ギンぎり回し」です。
長いテコ棒を差し込んで、浮かせて、中心の芯棒に・・・




持ち上がったところで、芯棒が板の上に乗るようにして、
曳山を浮かせます。
そして回転します。
一寸、息が合わないと危険です。








お祭りもよいよ終盤、3基の神輿が神社の拝殿に収まり祭りはクライマックス







夕闇の中、曳山は神社から各町内に帰って行きます。年に一度の祭りも、もう終わってしまいます。曳山の提灯に明かりが燈されて、悲しそうなお囃子と共に街を下っていきます。この夜の下り山が、私は最も美しいと思います。




祭りの楽しみの一つは料理。日野祭りのメイン料理は「鯛そうめん」です。
その他、ブリぬた、焼き豆腐の田楽、たけのこの木の芽和え、蕗やわらび、お刺身、焼き魚、
海老・肉・野菜のフライ、寿司の盛り合わせ、フナ寿司・・・・・いっぱいのご馳走が並びます。



うまい!このコク!品の良い味です。

















現代に甦った日野椀展

昔、日野は全国に知られた漆器の大産地でした。与謝蕪村が「日野椀の 色に咲きたる 椿かな」よ詠んだほどに、その昔は、日野椀が落ち着いた赤い色をしていたことも、よく知られていたものでした。時代の変化とともに途絶えてしまったものを現代にマッチした漆器として甦らせました。
伝統ある日野椀。復活させました、現代の暮らしに会うものとして。ぜひご覧下さい。